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「定期テストの点数を上げたいけれど、何から手をつければいいか分からない」という相談は、東京の中学生とその保護者からよく聞かれます。この記事では、定期テストの点数そのものを上げるための勉強のしかたを、中1・中2のうちから取り組める形で紹介します。提出物や授業態度については、別記事「内申点の上げ方(東京の中学生向け・提出物と授業態度でできること)」で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
この記事の結論・要点
- 定期テストの点数は、内申点(評定)を決める「知識・技能」「思考・判断・表現」という観点に直接関わる、分かりやすい材料のひとつです
- 点数を上げるには、テスト範囲表を早めに確認する・ワークを繰り返す・暗記ものを計画的に進めるという、地味だけれど効果が実感しやすい方法の積み重ねが基本になります
- 東京都立高校の入試では、調査書(内申点)は中学3年生の評定が中心に使われますが、中1・中2のうちからの勉強習慣が中3の成績にもつながります。また、私立高校の併願優遇などでは学校によって中1・中2の内申も参考にされる場合があるため、早くから取り組んでおいて損はありません
- 志望校の偏差値や内申の目安を確認したいときは、高校一覧・検索ページや高校比較表を活用してください
定期テストの点数は内申にどう関わるのか
中学校の評定(内申点のもと)は、文部科学省の学習評価の考え方にもとづき、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」という3つの観点から総合的に判断されています。このうち定期テストの点数は、習ったことを理解し使える程度に身につけているかという「知識・技能」や、考えたことを表現できているかという「思考・判断・表現」に直接結びつきやすい材料です。東京都教育委員会も、この3観点にもとづいて都内の公立中学校の学習評価を進めています。
つまり、提出物や授業態度の工夫だけでなく、定期テストでしっかり点数を取ることも、内申点を安定させるうえで欠かせない要素だといえます。
テスト範囲表をもらったらまず確認すること
定期テストの2〜3週間前になると、多くの学校でテスト範囲表が配られます。これを後回しにせず、早い段階で目を通すことが勉強の出発点になります。
- 出題範囲のページ・単元を確認する:教科書のどこからどこまでが範囲か、ワークの指定ページも含めてチェックする
- 「できる」「あいまい」「できない」に仕分ける:範囲の中で、すでに理解している部分と、もう一度確認が必要な部分を分けておく
- 提出物の締め切りも一緒に確認する:テスト範囲表に提出物の期限が書かれていることも多いため、見落とさないようにする
- 勉強の計画をざっくり立てる:2〜3週間を逆算して、「いつまでに何をやるか」をノートやカレンダーに書き出す

ワーク・問題集の繰り返し方
学校のワークや問題集は、1回解いて終わりにするのではなく、繰り返すことで定着しやすくなります。よく知られている進め方を紹介します。
- 1回目は「できる・できない」を仕分けるために解く:分からない問題には印をつけておく
- 2回目は印をつけた問題だけをやり直す:全部を解き直すのではなく、苦手な部分にしぼって繰り返す
- 解きっぱなしにせず、答え合わせと解き直しをセットにする:丸つけだけで終わらせず、間違えた理由を確認する
- テスト直前は「できなかった問題」だけをもう一度見直す:新しい問題に手を広げすぎず、苦手をつぶすことを優先する
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ワークを解き直しても分からない単元は、前の学年で習った内容でつまずいていることがあります。家庭でさかのぼって学ぶ方法のひとつに、オンライン教材があります。「すらら」は、パソコンやタブレットで学ぶ、中学生向けの5教科対応の教材です。学年にとらわれずに学べる「無学年式」が特徴です(すらら公式サイトより)。ただし、学校のワークやテスト範囲に合わせた対策は、まず学校の教材で進めるのが基本です。先生に直接質問したい子には、塾などのほうが合うこともあります。
料金やコースの内容は変わることがあります。くわしくは公式サイトで確認してください。資料請求や無料体験の申し込みは、保護者の方が行ってください。
暗記ものの進め方・タイミング
社会や理科の用語、英単語などの暗記ものは、テスト直前にまとめて詰め込もうとすると、覚えたつもりで終わってしまうことがあります。早めから少しずつ進める工夫が大切です。
- 直前に詰め込まず、早い段階から少しずつ覚える:2〜3週間かけて、毎日少しずつ触れる時間をつくる
- 覚えたかどうかを「自分でテストする」形で確認する:見るだけでなく、紙に書く・声に出す・友達と問題を出し合うなど、思い出す練習をする
- 間違えたものだけをまとめ直す:覚えられない用語だけを一覧にして、繰り返し目を通す
- 寝る前や登校前のすきま時間を活用する:長時間まとめてやるより、短い時間を繰り返すほうが続けやすいという工夫もよく紹介されています
中1・中2のうちから取り組む意味
東京都の調査によると、都立高校入試の調査書に記載される評定は、中学校第3学年のものが中心に使われます。そのため「中1・中2の内申は入試に関係ない」と考えてしまう人もいますが、注意したい点が2つあります。
1つ目は、勉強のやり方は急に変えられるものではないということです。中3になってから急にテスト勉強の進め方を変えようとしても、習慣が身についていないとなかなかうまくいきません。中1・中2のうちから、範囲表の確認やワークの繰り返しといった基本を積み重ねておくことが、中3の成績の土台になります。
2つ目は、私立高校を併願する場合です。私立高校の併願優遇などの制度では、学校によって中1・中2の内申も参考にされる場合があります。どの学年のどの基準が使われるかは学校ごとに異なるため、気になる私立高校がある場合は、学校説明会や募集要項で直接確認することをおすすめします。
志望校ごとの内申の目安や、都立・私立の併願の組み方を知りたい方は、高校一覧・検索ページや高校比較表もあわせてご活用ください。
まとめ
定期テストの点数は、「知識・技能」「思考・判断・表現」という内申の観点に直接関わる、分かりやすい材料です。テスト範囲表を早めに確認する、ワークを繰り返して苦手をつぶす、暗記ものを計画的に進める、といった地道な方法の積み重ねが、点数を安定させる近道になります。都立高校入試では中3の評定が中心になりますが、勉強の習慣は一朝一夕には身につかないため、中1・中2のうちから少しずつ取り組んでおきましょう。提出物や授業態度の工夫については、内申点の上げ方の記事もあわせて参考にしてください。