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この記事の結論・要点
- 都立入試で使う評定は、中学3年生のものです(東京都の発表による)
- 5教科型の一般入試では、学力検査(700点)と調査書点(300点)を7:3の比率で合わせて、合計1000点で判定されます(令和7年度版パンフレットによる)
- 調査書点は、「学力検査をする教科は評定を1倍」「学力検査をしない教科は評定を2倍」して計算します(令和7年度版パンフレットによる)
- 高校ごとに比率や扱いが違うことがあります。志望校の正しい情報は、必ず東京都教育委員会の入学者選抜実施要綱で確認してください
- 高校ごとの換算内申の目安は、高校一覧・検索ページで確認できます
都立入試で「内申」は何を指すのか
中学校の通知表には、教科ごとに1〜5の評定が書かれています。都立入試では、この評定をもとに調査書点という点数を作ります。一般に「内申点」と呼ばれるのは、この調査書点(換算内申)のことです。
この記事の計算方法は令和7年度版のパンフレットによるものです。令和8年度以降の計算方法は、年度により変わる可能性があります。最新の計算方法は東京都教育委員会の公式資料で確認してください。
ここで大事なのは、都立入試で使う評定は中学3年生のものだけという点です。東京都の発表でも、都立入試で活用した評定は「都内公立中学校第3学年」のものと書かれています。
計算の手順(5教科型の場合)
計算は次の4つのステップで考えます。
- 中3の9教科の評定を用意する(通知表で確認)
- 学力検査を行う教科は評定を1倍、行わない教科は評定を2倍にする
- 2の合計を出す(評定の満点は65点)
- 300点×合計÷65で計算する(小数点以下は切り捨て)
1倍と2倍の教科
| 区分 | 教科 | 評定の扱い |
|---|---|---|
| 学力検査を行う教科 | 国語・数学・英語・社会・理科 | 1倍 |
| 学力検査を行わない教科 | 音楽・美術・保健体育・技術家庭 | 2倍 |
音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は、学力検査がありません。そのため評定を2倍して、点数に反映させる決まりになっています。この4教科は「実技4教科」とも呼ばれます。

計算例(架空の成績で計算した場合)
次の成績の生徒を例にします。学力検査の5教科はすべて4、実技4教科もすべて4とします。
- 1倍の教科(5教科):4 × 5教科 = 20
- 2倍の教科(実技4教科):4 × 2 × 4教科 = 32
- 合計:20 + 32 = 52(満点は65)
- 調査書点:300 × 52 ÷ 65 = 240
この例は計算の手順を見せるためのものです。実際の高校の合格ラインや目安ではありません。
学力検査との比率(7:3)
5教科型の一般入試では、学力検査の得点と調査書点の比率が7:3と定められています。
- 学力検査:700点満点
- 調査書点:300点満点
- 合計:1000点
つまり、調査書点は合否を決める総合点のうち3割を占めることになります。残りの7割は当日の学力検査の得点です。
ただし、学力検査の教科の組み合わせや学校の方式によって、比率や計算のしかたが変わることがあります。たとえば3教科だけで学力検査をする形では、比率や満点が違います。また、令和8年度の入試では、深沢高等学校で、学力検査と調査書の比率を7:3と10:0の両方で計算し、高いほうを使う新しい方法が実施されます(東京都教育委員会の発表より)。ほかの学校の扱いや詳しい計算は、要綱で確認してください。
志望校の換算内申の目安を調べるには
高校ごとに、換算内申の目安や学力の目安はちがいます。本記事では、特定の高校の数字は書いていません。志望校の目安は、次のページで確認してください。
- 高校一覧・検索ページで、高校ごとの情報を調べる
- 高校比較表で、複数の高校を横に並べて比べる
- 併願校診断で、内申と志望のバランスを考える
計算の前に知っておきたい注意点
- 計算は、あくまで自分でおおよそを確認するための目安です。合否の判断に使う正式な点数は、学校が調査書をもとに決めます
- 評定は、学校の先生が決めた評価です。計算の結果だけで、合格・不合格が決まるわけではありません
- 点数を上げるための具体的な行動は、内申点の上げ方の記事で紹介しています。提出物や授業態度など、日々の取り組みの考え方をあわせて読んでください
- 中1・中2の成績の扱いは、要綱で確認してください。学習の習慣は中1・中2から少しずつ身につけておくと、中3で慌てずにすみます
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計算してみて「この教科の評定を上げたい」と思ったら、苦手な単元の復習から始めるのもひとつの方法です。家庭でやり直す手段のひとつに、オンライン教材があります。「すらら」は、パソコンやタブレットで学ぶ、中学生向けの5教科対応の教材です。学年にとらわれずに学べる「無学年式」が特徴です(すらら公式サイトより)。なお、対応は5教科なので、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科は、学校の授業や提出物への取り組みが中心になります。
料金やコースの内容は変わることがあります。くわしくは公式サイトで確認してください。資料請求や無料体験の申し込みは、保護者の方が行ってください。
まとめ
都立入試の換算内申は、中3の評定を使い、1倍と2倍のルールで合計を出し、300点満点に直して計算します。学力検査との比率は、5教科型では7:3です(令和7年度版パンフレットによる)。
中学生の人は、まず自分の中3の評定を通知表で確かめてみましょう。保護者の方は、志望校の入試方式や比率を、必ず東京都教育委員会の公式資料で確認してください。志望校選びには、高校一覧・検索ページ、高校比較表、併願校診断も役立ちます。
出典
- 東京都「令和7年度 東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」
- 東京都「都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和6年12月31日現在)の評定状況の調査結果について」
- 東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」
※計算方法の出典は令和7年度版のパンフレットです。深沢高等学校の新しい選抜方法の出典は令和8年度の情報です。