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高校受験の塾選びで、「集団塾」「個別指導」「映像授業(オンライン)」のどれがいいか迷う保護者は多いです。この記事では、東京都の高校受験(都立・私立)の仕組みをふまえながら、3つのタイプの特徴と、向いている子のタイプ、選び方のポイントをやさしく整理します。
この記事の結論・要点
- 集団塾は、まわりと競いながら勉強したい子や、都立トップ校など難関校を目指す子に向いています
- 個別指導は、苦手科目を集中的に対策したい子や、部活と両立したい子に向いています
- 映像授業(オンライン)は、自分のペースで進めたい子や、費用をおさえたい家庭の選択肢になります
- 東京は「内申点(調査書点)」と「学力検査(入試当日の点数)」の両方が合否に関わるしくみなので、塾を選ぶときは「内申対策」と「入試対策」のどちらを重視したいかも考えるとよいでしょう
- どのタイプが合うかは子どもの性格・目標校・生活リズムによって変わります。まずは体験授業や個別相談で、実際のふんいきを確認することをおすすめします
東京の高校受験は「内申点」と「入試当日の点数」の両方が大事
東京都の都立高校入試では、中学校の成績(内申点)と、入試当日の学力検査の点数の両方で合否が決まるしくみになっています。私立高校でも、中学校の内申点をもとに合否を決める「併願優遇」という制度があります。
そのため、塾を選ぶときは「入試本番の得点力を伸ばしたいのか」「日ごろの内申点(提出物・定期テストなど)も含めて対策してほしいのか」を考えておくと、塾のタイプを選びやすくなります。集団塾は入試本番向けの実践的な授業が多く、個別指導は内申点に直結する定期テスト対策にも柔軟に対応しやすい傾向があります。
志望校選びの土台として、まずは高校一覧・検索ページで気になる都立・私立高校の偏差値や換算内申の目安を調べておくと、塾に相談するときの目安になります。併願校の組み方に迷う場合は、併願校診断も参考にしてください。
集団塾・個別指導・映像授業のちがい早見表
| タイプ | 授業の形式 | 向いている子 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 集団塾 | 決まったカリキュラムで、複数の生徒が同じ授業を受ける | ライバルと競いたい子、難関校(都立進学指導重点校など)を目指す子 | 授業のペースが決まっているため、苦手科目のフォローは別途必要になることがある |
| 個別指導 | 講師1人に対して生徒1人〜数人。生徒ごとにカリキュラムを組める | 苦手科目を集中的に対策したい子、部活や習い事と両立したい子 | 講師1人あたりの生徒数が少ない分、集団塾より費用が高めになることが多い |
| 映像授業(オンライン) | 録画・配信された授業を、自分のペースで視聴する | 自分で計画を立てて進められる子、近くに希望の塾がない子 | 自己管理が必要。質問や添削のサポート体制を事前に確認したい |

それぞれのタイプの特徴を詳しく見る
集団塾
集団塾は、同じ目標を持つ仲間と一緒に授業を受けるスタイルです。定期的なクラス分けテストや模擬試験がセットになっていることが多く、東京都内では都立向けの模試(いわゆる「Vもぎ」「Wもぎ」など)の受験を勧められることもあります。競争意識が刺激になる子や、決まったペースで勉強を進めたい子に向いています。
一方で、授業は決められたカリキュラムで進むため、特定の単元だけつまずいている場合は、個別の補習やフォロー体制があるかを確認しておくと安心です。
個別指導
個別指導は、講師1人が生徒1〜3人程度を担当し、その子に合わせたカリキュラムを組むスタイルです。苦手科目の基礎からやり直したい場合や、部活の引退時期に合わせて通塾ペースを調整したい場合に向いています。
内申点は定期テストの点数だけでなく、提出物や授業態度なども関わってきます。個別指導では、学校の教科書や提出物の進め方について相談しやすいところも特徴です。
映像授業(オンライン)
映像授業は、あらかじめ収録された授業を、パソコンやタブレットで好きな時間に視聴するスタイルです。通塾の時間がかからないため、部活や習い事で忙しい子、自宅で自分のペースを作れる子に向いています。
ただし、疑問点をその場で質問しにくい、自己管理ができないと視聴が後回しになりやすい、といった面もあります。質問対応や学習計画のサポートがあるサービスかどうかを、事前に確認しておくとよいでしょう。
【広告・PR】オンライン教材の一例:すらら
塾に通う以外の方法として、家庭で使うオンライン教材もあります。「すらら」は、パソコンやタブレットで学ぶ、中学生向けの5教科対応の教材です。学年にとらわれずに学べる「無学年式」が特徴です(すらら公式サイトより)。前の学年の内容からやり直したい子には、選択肢のひとつになります。一方で、決まった時間に教室へ通うほうが続けやすい子や、先生に直接質問したい子には、通塾のほうが合うこともあります。
料金やコースの内容は変わることがあります。くわしくは公式サイトで確認してください。資料請求や無料体験の申し込みは、保護者の方が行ってください。
選び方のポイント
- 目標校のレベルに合っているか:都立の進学指導重点校など難関校を目指す場合は、実績のある集団塾や、難関校向けコースがあるかを確認しましょう。志望校の偏差値帯は高校一覧・検索ページや高校比較表で確認できます
- 内申点対策も含まれているか:定期テスト対策や提出物のフォローがあるかは、東京の入試では内申点が合否に関わるため重要なポイントです
- 通いやすさ・続けやすさ:自宅や学校からの距離、授業時間帯、部活との両立のしやすさも確認しましょう
- 体験授業・面談で子どもとの相性を見る:同じタイプの塾でも、教室や講師によって雰囲気は大きく変わります。必ず体験授業や個別相談を受けてから決めることをおすすめします
- 費用のわかりやすさ:授業料のほかに、教材費・模試代・季節講習費がかかる場合があります。総額でいくらになるかを事前に確認しましょう
具体例:東京都立高校入試のおおまかな流れ(令和8年度=2026年度入試)
参考として、東京都教育委員会が発表した令和8年度(2026年度)の都立高校入試の日程を紹介します。年度によって日程は変わるため、最新の情報は必ず都教育委員会の公式ページで確認してください。
- 推薦に基づく選抜:検査実施は1月26日(月)・27日(火)、合格発表は2月2日(月)
- 学力検査に基づく選抜(第一次募集):検査実施は2月21日(土)、合格発表は3月2日(月)
このように、都立の一般入試は例年2月に実施されるため、多くの塾では中3の冬に入試直前の対策授業を組んでいます。塾を選ぶときは、この時期のカリキュラム(冬期講習・直前対策)が自分の目標校に合っているかもあわせて確認するとよいでしょう。
関連リンク
- 高校一覧・検索ページ:偏差値・換算内申の目安から気になる高校を探せます
- 高校比較表:複数の高校を並べて比較できます
- 併願校診断:内申・偏差値をもとに併願パターンを考える参考になります
- 学費シミュレーター:塾代とあわせて、高校3年間の学費の目安も確認できます
まとめ
塾選びに「絶対の正解」はありません。集団塾・個別指導・映像授業には、それぞれ向いている子のタイプがあります。まずは子どもの性格や目標校、生活リズムを整理したうえで、いくつかの塾の体験授業や個別相談を受けてみましょう。あわせて、志望校の内申点の目安や併願パターンも早めに調べておくと、塾との相談もスムーズに進みます。